積分ルミノシティ記録更新を祝って (小磯先生は最前列右から4人目) |
KEKB加速器トンネル内部(富士実験室付近) 陽電子、電子のリングと電子入射路 |
日時: |
2006年7月12日(水)14:40より |
場所: |
理学部 新B棟2階 B1206教室にて |
セミナーに用いられたパワーポイント(20MB) |
Abstract |
KEKB加速器は、現在のところ電子陽電子衝突型加速器として世界最強のルミノシティを誇り、すでに積算で5億事象を上回るB中間子やタウ粒子の対生成をBelle測定器に供することにより、CP対称性の破れの測定や標準理論を越える新しい物理の探索を推進する上で必要不可欠な存在となっている。このKEKB加速器の設計、建設、運転に現場で関わってきた体験をもとに、加速器そのものの興味深い点、こうした巨大装置に多くの仲間とともに携わるおもしろさや難しさについて講ずる。
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講師の紹介 |
小磯晴代先生は、日本の高エネルギー物理学分野における女性研究者のパイオニア的存在で、世界最高のルミノシティ(輝度)を誇るKEKB加速器の設計、建設、運転において中心的な役割を果たしてこられた功績により、猿橋賞を受賞されています。大学院生のみならず学部学生の参加も大いに歓迎します。
問い合わせ先:宮林 謙吉 (高エネルギー物理学研究室) |